羽毛布団のラベルの違いを教えてください。
日本羽毛製品協同組合が発行している4つのゴールドラベルには、「ダウンパワー」「ダウンの混率」「清浄度」「酸素計数」という4つの品質基準がありますが、その中でもっとも見るべきは「ダウンパワー」です。
少なくともエクセルゴールドラベル、睡眠の質を重視する場合は400dp以上のロイヤルゴールドラベル、最高ランクを求めるなら440dp以上のプレミアムゴールドラベルがおすすめです。
ニュー ゴールドラベル |
エクセル ゴールドラベル |
ロイヤル ゴールドラベル |
プレミアム ゴールドラベル |
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ダウンパワー 300dp以上 |
ダウンパワー 350dp以上 |
ダウンパワー 400dp以上 |
ダウンパワー 440dp以上 |
ダウン混率 50%以上 |
ダウン混率 80%以上 |
ダウン混率 90%以上 |
ダウン混率 93%以上 |
最低ライン | 一般的な品質 | 睡眠の質重視 | 最高級の品質 |
ダウンパワー | ダウン混率 | 清浄度 | 酸素計数 |
---|---|---|---|
300~440dp以上 | 50~93%以上 | 500mm以上 | 4.8mg以下 |
ゴールドラベルで羽毛の清潔さを示している「清浄度」と「酸素計数」は4つのラベルで全て同じ数値です。
この数値は普通に洗浄していればクリアする数値で、最低限のラインを表しているに過ぎません。
ダウン混率が50%未満だと羽毛布団ではなく羽根布団という扱いになってしまいますので、50%以上であることは当たり前で、羽毛布団の本当の良さを実感できるのはダウン混率90%以上が目安です。
ダウン混率をみるだけでは品質の違いがわからないのは、ダウン混率が高いにも関わらずダウンパワーが低い場合は、羽毛の品質が低いことが疑われるからです。
詳しくは「ダウン率が同じ羽毛布団の値段が3倍違う理由」をご参照ください。
羽毛布団は使われるダウン1つ1つが大きいほどふくらみやすく、ダウンどうしがよく絡み、たくさんの空気を含むことできて、あたたかくなります。
ダウンの大きさ、ふくらむ力を直接表している数値がダウンパワーです。
ダウンパワーの数値が高いのにダウン混率が低いということはあり得ません。
羽毛布団のラベルの違いを見るときは、ダウンパワーで判断することが大切です。